2010年のことだが、赤染晶子『乙女の密告』を読んだ。 私は基本的にその年の芥川賞作品は読むことにしているので、この文章も2010年の8月にかいたものだ。 この小説は、「乙女」の世界と「アンネの日記」の世界が交錯して行き、アンネ・フランクのある種の問…
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