文化系ブログ

アート、小説、音楽、映画、文化に関すること全般を雑談的に。

2014-02-15から1日間の記事一覧

赤染晶子『乙女の密告』は、ここのところなかった「何かを考えるための物語」だった。

2010年のことだが、赤染晶子『乙女の密告』を読んだ。 私は基本的にその年の芥川賞作品は読むことにしているので、この文章も2010年の8月にかいたものだ。 この小説は、「乙女」の世界と「アンネの日記」の世界が交錯して行き、アンネ・フランクのある種の問…